WANTED


「…は…?」

その言葉に街中がざわつく。

『その人造人間は、皆さんと同じように生活しています。外見も、食べるものも、なにも変わりはありません。』

再び静まり返った街中に男の声が響く。

『人造人間の開発は極秘で行われていました。今回このことを発表したのには理由があります。それは、探しているのです。人造人間を。』

探してるって…なんで?

『その人造人間は人に害もありません。ただ変わるのは、頭の中にGPSが埋め込まれている。ただそれだけです。』

その日、日本に知らされた事実。
とある人造人間の開発。
俺達と変わりなく生活しているという。
そんなことが許されるのか?
< 14 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop