WANTED

家へ帰ってテレビをつけてもその話題ばかりだった。

「はぁ…」

一体この国をもどうしたんだろうか。
何をしようにも急すぎる。
人造人間?そんなの映画の中の話だろ。

そもそも、そんな技術があって、密かに世に送り出されてるなんて。ありえない。

「………」

こんな事考えても仕方ないか…。

けれど一体、何のために人造人間なんか…。

「はは…いつしか人造人間に世界征服されちゃってたり…」

わらえねえ…。

頭の中のもやは消えることないうちに、インターホンがなった。
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