WANTED
玄関を開けると、スーツ姿の見知れぬ男が2人。
「…あ、あの…どちらさまで…?」
「戸神瑞希ですね?」
「え…な、なんで…」
不審すぎる…誰だ?なんで俺の事知って…
「とりあえずついてきてもらおう」
「…は…?む、無理です!意味がわからな…」
怖くなり扉を閉めようとすると、それは制された。
「ちょっ…警察呼びますよ…!」
そんな言葉さえ届かず、腕を引っ張られた。
「っ…」
突然、体全体に力が入らなくなり、視界が真っ暗になった。
そこから俺の意識は遠のいてしまったーーー。