WANTED


「っ…」

目が覚めたのは、おそらくベッドの上。しかし、目に映るのは真っ白な天井のみ。

「…は…っ」

酷い頭痛、体には激痛が走った。
視界は歪み吐き気もする。
動くことすら苦痛だ。

なんとか体を起こすと、そこは真っ白で何も無い部屋。
ベッドがぽつんとあるだけ。

…駄目だ…頭が回らない…どうなってるんだ…。

とりあえず、出入口であろう目の前の扉に手をかけた。
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