地味男の豹変〜隠された甘いマスク〜
「あー、この飴は美味しいてすね。これなら定番商品として得意先に売れそうだし、他の営業にもオススメできます。値引きもできたら特売でも売る価値はありますね」
「本当ですか?上司に帰って相談してみますんで、改めて連絡とサンプルをこちらに送りますのでよろしくお願いします」
そう言ってニコニコしながらメーカーさんは帰って行った。
私はメーカーと商品名をパソコンに、値引きは上司と交渉後、サンプルは後日と打ち込んて、午前中の商談を終えた。
「やっと終わったな?」
「そうね……」
「俺が飴を食べたくらいで拗ねるなよ?どんな反応するかと思えば可愛い反応だな」
「飴が美味しそで食べたかったけど、別に拗ねてなんかないから。メーカーさんは私を見てい……っん」
私がそう言いかけたら笹山くんが急にキスをしてきた。
急に何をしだすの?なんて思っていたら、今度は私の唇に舌を差し込んできた。
口を開けさせた瞬間に、丸い物が私の口の中に入って来て、一気に口の中にイチゴの味が広がった。
飴を私の口の中に入れると、彼は唇を離して私に言った。