ブラッド
第33章
     33
 一日が終わると、クタクタに疲れる。


 所轄の捜査本部に戻り、捜査報告書などを付けていた。


 それが終わって、帰宅する。


 家に帰れば、シャワーを浴びて眠るだけだ。


 そしてまた時が過ぎ、その週の火曜になる。


 朝、通常通り起き出し、キッチンでコーヒーを一杯淹れて飲む。


 新聞などにおける事件報道などでは、本件の露出はだいぶ減っていた。


 だが、非常事態であることに変わりはない。


 犯罪者三名が逃げているのだから。


 常に気にしていた。


 事件がどう動くかを。


 確かに警察署勤務は疲れる。

 
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