ブラッド
第47章
     47
 一日の捜査が終わると、所轄の捜査本部に戻り、報告書などを付ける。


 そして帰宅していた。


 疲れている。


 連日ずっと。


 やがてその週も木曜になり、朝、通常通り出勤準備をする。


 体も心も疲労が溜まっていた。


 上下ともスーツに着替え、コーヒーを一杯淹れて飲み、朝食を軽めに取る。


 そしてカバンを持ち、歩き出す。


 署に着き、帳場で事務作業をした。


 伊里町が来るのを待つ。 


 相方は朝がいつも遅い。


 多分、夜中遅くまで起きているのだろう。

 
< 228 / 349 >

この作品をシェア

pagetop