ブラッド
第65章
     65
 日中はずっと捜査を続けた。


 幾分疲れているのだが……。


 署の捜査本部に戻ってからは、報告書などを付ける。


 俺も伊里町も連日疲労していた。


 だが、絶えず走り続ける。


 仕方ない。


 事件捜査が終わるまで、こんな感じだろう。


 そう思い、日々外に出ていた。


 二日が経ち、日曜になる。


 朝起きてから、スーツに着替え、コーヒーを淹れて飲んだ。


 コーヒーを飲んだついでに、軽く朝食を取って出勤する。


 署に行き、帳場で事務作業しながら、相方を待つ。

 
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