運命の輪
1話
んー?
あれ?もう、朝?
準備して平助君呼びにいかなくちゃ
よし、時間もだいぶあるし急がなくてもいいかな?
行ってきまーす・・・・・・・・・
誰もいないんだよ、ね
んんー!よし!行ってきます!
ピーンポーン♪
あれ?
ピーンポーン♪
・・・・・・・・・ガチャッ
あいてる・・・
平助君ー?
・・・おじゃましまーす。
コンコン
平助君ー?
ビクッ
平助)千鶴!?なんでお前がいんだよ!
えっ・・・だって何度もベル押したのにでてこないんだもん!
平助)まじで!?ごめん!千鶴
あと少しまってて!
うん。
平助)ごめんな、千鶴
いいよ。
平助)急ごーぜ!
時間がぎりぎりだし!
うん!
平助)ん!

平助)手っ!
あー!うん!
は、速いよー!平助君!
平助)ごめんな。ちょっとここだけ
我慢してくれ!
はぁ、はぁ、ん
えっ?
平助)ここ、総司がでてくるから
誰?まーいっか!
うん!
総司)何?僕の悪口?
!?
平助)げっ!総司・・・
この人・・・どこかで・・・
総司)君、だれ?
は、はじめまして、雪村 千鶴です!
総司)あー!君が噂のー((笑))
噂?
総司)知らないの?
はい。
平助)お前がここにいるってことは・・・
総司)後、5分で遅刻だよ(黒笑)
平助)やっぱり!急ぐぞ!千鶴
は、はい!
キーンコーン
平助)すべり込みセーフ!!
カーンコーン
残念だが、アウトだ
平助)この声は・・・
総司)一君、そんなこと言わないで、ね?
斉藤)アウトだ
総司)殺すよ?
斉藤)やって見れば?
たった5秒であっても遅刻は遅刻だ
平助)そんなー
おぃ!お前ら何もめてやがる!
斉藤)土方先生、なんでもありません
土方)動くなよ、動けば切る
ッ!
土方)お前ら門を閉めろ!
斉藤)はい、わかりました
先生・・・
土方)なんだ?斉藤
斉藤)先生、遅刻です
土方)なっ!
カシャッ
土方)ッ!何撮ってやがる総司!
総司)土方先生にきまってるじゃないですか
昨日よりシワの数増えてますよ?
昨日のと見比べてみます?
ほらほら!
土方)やめろ!(怒)
総司・・・後で職員室に来い
総司)覚えてたら行きますね?(笑)

そんな争いをしている人達を残し私達は校門を後にした。
入学式が終わった後、私はあることに気づいた。この桜季学園には私の他に女子がいないのです!
うぅー
そんな事を考えながら私は今日が誕生日だという事に気がついた。
あー今日私の誕生日なのか・・・
正直いって私は誕生日が嫌いだった今日で16歳になる。
だけど私が幼い頃父と母が誕生日に私をどこかに連れていこうとして事故にあって亡くなってしまった。私はなぜか無傷で気絶していたらしいがその前の記憶すべてが消えてしまっていて、父と母の顔すら覚えていない。だけど平助君がいつも私をはげましながら祝ってくれるのはとっても嬉しい
だから・・・私も平助君に恩返しがしたい
そんな事を思いつつも家に着いてしまった
ガチャッ
家に帰ると・・・








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