嘘つきトライアングル


「私、中学の時部活で忙しくてあんまり友達とこんな風に遊んだことなかったからさ。すごい楽しかった。」



そうだ、美月は運動神経も良いから
中学時代はバレー部に所属しながらも色々な部活のスケットに参加してたってメールで言ってた。

毎日大変だったに違いない。





『美月、高校では部活に入らないの?』


私はオレンジジュースをストローで吸い込みながら尋ねる。

あ、コーヒーが飲めないとかじゃなくて、今はオレンジジュースの気分なだけ




「あたしもう走り回るのは疲れたから運動系はごめん。
でも部活には入りたいと思ってるけどね。」


『なるほどね〜。』

スポーツが好きだけど自分がそれをしなくても良い部活かぁ



そんなのあったっけ?



あ、ある!
ひとつだけ、ある。




『美月!一緒に部活のマネージャーしない??』


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