嘘つきトライアングル


『ほんとに!
だったら私と美月一緒にマネージャー出来るね!良かったー!』



「もういいですかね?」


っと窓を閉めようとすると『待って』と引き止められた。




『もうひとつお願い。
私と美月がマネージャーなれるように顧問の先生にお願いしといて!!
遊びじゃないよ、私と美月は真剣にマネージャーしたいと思ってるから。お願い!』



何で、俺がそんなこと…





『翔のせいだよ。
絶対翔目当ての女の子たくさん来るから。』


いや、俺別にモテたくてモテてるんじゃないからな

正直中学校の時からそーいうのは迷惑でしかなかった

知らない人から貰ったドリンク普通飲めるかよ

何が入ってるか分からないお弁当食べれるかよ

俺は無理

中学の時、女子から渡されたそういうのはだいたい断ってきた。




でもまぁ今の結衣と美月なら、任せてみても良いかもな。



幼なじみの特権として今回だけ

「分かった。明日言っとく。」


『ありがとう!』



そう言ってしまう俺はこいつに結構甘いのかもしれない。


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