嘘つきトライアングル


晴れ渡った青い空に

ヒラヒラ舞い散る綺麗な桜

自然と私の足取りは軽やかになる


寝坊した時はどうなることかと思ったけどあの後急いで準備したからまだ入学式の始まり時間までには少し余裕があった。

制服とか昨日の夜しっかりと準備しておいて良かった



楽しいクラスがいいなぁとか

面白い先生がいいなー とか

これからのことに期待を膨らませて歩いていると



__クゥーン

っと何かの鳴き声が聞こえてきて
ふと前を見ると2本先の桜の木下
そこに置かれているダンボールに入れられた茶色い子犬と目があう。




『犬…だ。』
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