嘘つきトライアングル

『いっせーのーで!』
 

『「きゃあ」』「「うわっ」」


次の日から体育の時間、放課後と練習を始めただけど…

「お前もうちょっと足前に出せよ」

「うーん、何でうまくいかないんだろうね〜」

ちなみに並び方は
左から日向、美月、私、翔で
両サイドを男子にして引っ張ってもらうという作戦にしたけど全然上手くいきません


そのまま2日、3日と日が経っていき…


『ちょっともうあと1週間しかないじゃん!!!』

「予想以上に難しいね、これ」っと日向

優勝期待しててとか言ったの誰よ!


「やっぱ俺らには無理だったんだって、だって他のクラス見てみ?男女混合でやってるの俺らだけだぞ?」
大きくため息を吐く翔

う…それは薄々気付いてたけど、、
でも今はそれは関係なくない??

今更出来ないなんて絶対無理だしクラスのみんなにも迷惑かけたくないし…


その時しばらく黙って座り込んでいた美月が突然立ち上がり言った

「あんたたち、ほんとに集中してる?!?」
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