三次元のキミに恋をして。
それで、こんな私を、しぃちゃんは、受け入れてくれて、私の話を聞いてくれる。

「美鈴、今度そのアニメ見せてよ!」

興味を持ったり、好みじゃなくても馬鹿にしたりしない。

「うん!いいよー!」

だから、私は恋なんてしなくてもいいと思ってた。
大事な友達がいるだけで……それだけでいいって思ってた。

好きなものは手放すことは出来ないし、自分の好きな事を、好きな物を、堂々と好きでいようって決めたんだ。

。.゚+:✿。.゚+:✿。.゚+:✿。.゚+:✿。.゚+:✿。.゚+

奇跡的に、しぃちゃんと同じクラスになれた私は、舞い上がってる。

席は離れちゃったけど…

自分の席について少し荷物の準備をする。しぃちゃんはさっそく女の子にモテモテで…いつの間にか廊下で、囲まれていた。

教室を見渡すとまだ空いてる席が所々。
私の隣も空いてる……
どんな子なのか、仲良くなれるか心配だった。
< 5 / 24 >

この作品をシェア

pagetop