満月の夜に優しい甘噛みを
ドン・・・ドンドンドンドン・・・


(うるさいな・・・)

「お~い!凛叶いるか~?」

「・・・なに?なんか用?」

ドン・・・ドンドンドンドン・・・

(・・・しつこいな。)

ガチャ・・・

「やっと出てきた~。

なぁ合コンいこーぜ」

「・・・いや、いい。

1人で行ってこいよ。」

「感じ悪~。どこ行くの?」

「外の空気吸ってくる。」

「はーい。気をつけてな~」

そんなやりとりを終えた俺は玄関の扉を開いた・・・。

アスファルトは雨で濡れていた。
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