満月の夜に優しい甘噛みを
「どうしたの~?曖來。

まさかのろけ~?ハハッ!」

「違うって~。」

私が相談した相手・・・

それはやっぱり親友の美弥俚だった。

私は美弥俚に今までのことを全て話した。

「・・・そっか。」

「・・・うん。」

美弥俚はそう言って私を抱きしめた。

「み、美弥俚・・・。」

「辛かったよね。

そんなことが一気に降り注いで・・・

頑張って話してくれてありがとう。曖來。」

たしかに私は辛かったことばっかりだった。

美弥俚の体はかいろよりカイロよりもずっとあったかかった。
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