満月の夜に優しい甘噛みを
・・・
曖來が病室に入ってきた。
俺は寝たふりで曖來を驚かそうと思った。
入ってきて椅子に座る音。
俺の顔をのぞき込んでる感じ。
曖來の匂い。
すべてが曖來を示していた。
ふと曖來の手が前髪に触れた時・・・
俺はその細い腕をつかんだ。
「・・・え?
寝てなかったの?」
そうだよ。
寝てないよ。
寝れるわけない。
曖來の質問に俺は心で答えた。
俺は久しぶりの曖來の声を聞いていた。
心地よくて目を閉じて聞いていた。
曖來が病室に入ってきた。
俺は寝たふりで曖來を驚かそうと思った。
入ってきて椅子に座る音。
俺の顔をのぞき込んでる感じ。
曖來の匂い。
すべてが曖來を示していた。
ふと曖來の手が前髪に触れた時・・・
俺はその細い腕をつかんだ。
「・・・え?
寝てなかったの?」
そうだよ。
寝てないよ。
寝れるわけない。
曖來の質問に俺は心で答えた。
俺は久しぶりの曖來の声を聞いていた。
心地よくて目を閉じて聞いていた。