満月の夜に優しい甘噛みを
・・・

「・・・なんだよ。お前曖來についてやらな」

「凛叶さん。

もう曖來に近づかないでください。」

俺はその青空の厳しい声に驚いた。

「・・・え。」

「曖來が凛叶さんに近づいたら何かと悪いことしか起こんないし、

だから曖來をあんたの近くに置いとくわけにはできない。」

「俺のだから。」

「・・・っ」

「あいつが好きなのは俺。

あんたじゃない。」

「わかった。俺はあいつのことは・・・・・・」

「好きなんかじゃない・・・。」

「・・・そ。

じゃ。気をつけて。凛叶さん。」

青空はそう言って曖來が待つ病室に向かった。

優しい笑顔を浮べながら・・・。
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