満月の夜に優しい甘噛みを
リンゴジュースを飲む俺に強く感じる
視線・・・。

「・・・な、なんだよ。欲しいのか?」

そう聞いた。

(リンゴジュースどんだけ好きなんだよ。)

曖來は俺からとったリンゴジュースをごくごくと飲む。

(間接キス・・・。ハハッ。からかお。)

曖來をからかったら顔を真っ赤にして照れた。

(・・・相変わらずすぐ顔赤くなるな。)

ま、そこがかわいいんだけどな・・・。

俺は曖來にどうしても聞きたかったことを聞いた。

なんで俺に自分の血をくれたのか。
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