満月の夜に優しい甘噛みを
離れた唇がまた重なる。

だんだん濃く、激しくなっていく。

すると手が服の中に入ってきた。

「・・・ちょ、青空。」

「いいじゃん。ね?」

下着のフックがあっさりと外される。

それから手が胸を触る。

思わず声が漏れる。

「・・・あっ。」

その手の動きが乱暴になっていく。

吐息がもれる。

「・・・気持ちい?」

「・・・わかんない。」

私はこういう経験が初めてだからそれが率直な感想だった。
< 147 / 182 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop