満月の夜に優しい甘噛みを
「・・・もっと感じてよ。俺を。」

青空はそう言うと敏感な所をこする。

(・・・んっ。

青空が・・・怖い。)

いつもと雰囲気が違う青空に恐怖心が現れだした。

「・・・青空。

・・・・・・青空!」

「・・・んっ。なに?」

耳を噛みながら返事をする。

「・・・もうやめない?」

「・・・なんで?」

「・・・青空が怖いから。

やだよもう。」

そういうと青空の表情は歪んだ。

「・・・やめないよ?」

「・・・え?なんで・・・。」

「・・・もし、本当に嫌なら抵抗すれば?」

・・・青空の態度が豹変したのだ。

無理やりキスしてきたり、

触ったりしてきた。

私は泣きそうだった。

涙目になりながら願った。

扉のドアが開く音がした。

私はただ

「・・・助けて。」と願った。
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