満月の夜に優しい甘噛みを
ベッドでビクビクと震える曖來。

「・・・俺は、曖來を迎えに来た。

俺はお前と違ってな。

俺は・・・世界で1番曖來のことが大好きなんだよ。」

「・・・は?何言ってんの?

そんな簡単にお前に渡さねぇよ。

俺の性処理道具なんだからよ。」

すると青空は挑発するかのように怯えている曖來に

無理やりキスをする。

「・・・んんっ。

や、やめ・・・。」

「・・・お前は激しいのがいいんだろ?な?」

我慢出来なくなった俺は青空の手を止める。

「・・・嫌がってるだろ。」

「・・・嫌がってねぇーよ。

な?曖來。」

「い、いやだ!

・・・んっ。」

拒否する曖來の口を強引に塞ぐ青空。

俺は我慢出来なくなって、

青空をおもいっきり投げ飛ばした。

すると青空は力任せに近くにあった棒で攻撃してくる。

吸血鬼は素手の喧嘩では最強だと

言われ続けている。

しかし、ものを使った喧嘩ではめっぽう弱い。

青空が振るう棒を間一髪で避け続ける。

「これじゃあ、時間の問題だな・・・。」
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