満月の夜に優しい甘噛みを
その瞬間・・・。

唇に柔らかいものが当たる。

(・・・曖來なんで俺にいきなりキスなんか。)

俺は驚いてキスをする曖來の顔を見る。

曖來は顔を赤くさせていた。

まるで俺のことが好きだって伝えるように・・・。

(・・・曖來。好きだよ。俺も。)

その気持ちに心で答え、目を閉じる。

そのままキスはずっと続いた。

このまま時間なんて止まればいい。

この時間がずっと続くことを願いながら・・・
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