満月の夜に優しい甘噛みを
曖來への確認事項が終わった。

覚悟がいるものだ。

そう簡単には決めれない。

ましてや人間の曖來に・・・。

しかし、

曖來の行動は俺の予想を大きく上回った。

少しの沈黙の後、曖來は口を開く。

「・・・はい、誓います。

凛叶のこと、私はずっと愛します。支えます。

私の全てを・・・



彼に捧げます。」

と言った。

嫌がる素振りもなく、曖來は契約を受け入れた。

ほんとに俺なんかで・・・。

そんな疑問を持ちながらも、

俺自身も爽河からの言葉を待つ。

中に書かれている大体のことは知っている。

俺はもう受け入れる覚悟は出来ていた。

曖來は俺に全てを捧げるといった。

俺も俺の全てを曖來だけに捧げたい・・・。
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