満月の夜に優しい甘噛みを
そんなじゃれあいをしてたら学校に着いた。


「あ、曖來~おはよ~!!」

「お~美弥俚〜

おはよ!」

「おはよ。美弥俚!」

「おはよ青空!」

青空と美弥俚は仲良く

いつものように話し出した。

(やっぱお似合いかもこの2人フフッ)

私はそんな2人のやりとりを微笑ましく見守って笑った。

「お、おい、何笑ってんだよ」 パチン!

「痛っ。仕返し!」パチン!

「いてぇーな~

おりゃ・・・」

「アハハハッ!

2人とも兄弟みたい~」

「「・・・っ」」

ダメじゃん私が青空とじゃれても・・・!

美弥俚と青空近づけなきゃ!

あ。そうだ・・・

確かカバンに

私はピンクのリュックから

今人気の恋愛映画のチケットを2枚取り出して2人に渡す。

「あ!これ私見たかったやつだ~」

「俺もコレ見たかったんだ~!!

いいのか?曖來。」

「うん!いいよいいよ!

私はその日用事あるから

2人で行ってきて!」
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