満月の夜に優しい甘噛みを
私の耳に届くのはスマホの操作音と木が揺れる音だけ。



「・・・これでよしっと。はい。」

そういって彼は私のスマホを私に渡した。

私は恐る恐る中を見た。

(・・・LINEが開かれてる。

・・・あ。)

LINEのトーク画面には

青空)おい!なにやってんだ!

早く帰ってこい! おやつの時間だぞ! 15:00

青空)おい!未読無視かい!笑

話聞かんかーい笑笑 15:15

あいら)ごめーん!
友達とあってて返せなかったー笑

あ~それで~その友達と遊ぶことになったからまた後日ってことで!!

ほんとごめーん(_ _) 15:30

青空)あ~そっか~俺悲しいから帰るわ~笑

じゃあまた話聞けよ~笑笑

話聞いてくれてありがと!じゃあ!楽しんでこい
15:32


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