満月の夜に優しい甘噛みを
彼は凛叶とは違い、

彼の明るい性格にあうような

透き通った橙色の瞳で髪色も明るめの茶色。

髪はしっかりセットされている。

遊び人という特徴にあった男性・・・かな。

「ねぇ、君の名前は?

あ。俺の事は爽河でいいよ!」

「私の名前は菜原曖來です。

よろしくお願いします。」

「そんな硬い口調じゃなくてタメでいいよ!

仲良くしてね!曖來ちゃん。

呼んでみて。俺の事。爽河って。」

「そ、爽河くん。」

「くん付けしたな・・・。

まぁかわいいからよし!合格!」

ニコッと笑って私の頭をポンポンした。

「・・・じゃあ。俺行くから曖來のこと頼んだ。」

「・・・あ、あの」

彼は小声で私に言った。

「大丈夫、すぐ帰ってくるから。

あいつは、多分手は出さないと思うけど。

あんたが可愛くしなかったらのはなしだけどね」

「すぐ帰ってくるから。」

私はその言葉を聞いて彼を見送った。
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