満月の夜に優しい甘噛みを
「・・・どうしたの?」

「・・・クッキーと俺どっちがいい?」

「・・・え?どういうこと?」

いきなりの究極クエスチョンに驚く。

「分かんないの?」

「・・・俺の過去を聞くか、

クッキー食べるかどっちがいい?」

彼の口から出た言葉に衝撃を受けた。

急にそう言われて私は・・・

「凛叶の過去・・・知りたいかな。

クッキー食べながら聞きたいな。」

「欲張りめ。」

クッキーを持ってきて話を聞くことにした

凛叶は会った時悲しい目をしてた。

私はそれがずっと気になっていた。

だから私は凛叶の過去を全部受け入れたいと思っていた。

同じ人間として・・・。
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