満月の夜に優しい甘噛みを
凛叶は白い首筋を見ると噛み付きたくなる衝動が出始めた。

そして・・・

それが酷くなって・・・

トマトジュースじゃ抑えられなくなって・・・

悩んでいる叶翔の血を欲しいと思った。

凛叶はその時気が狂っていて、

とにかく人の血が欲しくてたまらなかったらしい。

香ばしい、人間の血の匂いが

常に凛斗の鼻腔をくすぐっていた。

そして、ついには、

叶翔が寝ている時に首筋に噛み付いた。

叶翔の首からは大量の出血が見られた。

叶翔は苦しい顔をしていた。

警察は、殺人の証拠はなく・・・・・・

自殺だと判定した。
< 53 / 182 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop