満月の夜に優しい甘噛みを
そして・・・しばらくたった日

凛叶はこれからのことで色々考えて、迷っていて、

気分転換に小さい時よく行っていた公園のブランコに乗ろう。

そう思ってたら公園で泣いてる私を見つけて、

自分と同じ匂いがして、

放っておけなくなったらしい。

いちごみるくあげた時も実は血吸われてた。

首の。

ごめんって言われた。

そんなことがあって

それで、今ここにいる・・・。



これが凛叶が私に話してくれたすべて。

まだ正直、理解がはっきり追いついていない。

でもこれだけは言える。

悲しい過去を送った凛叶の気持ちは

私には全部分かりきる事はできないかもしれないけど・・・

どんな気持ちで凛叶が私に話してくれたかそう考えると、私は泣きそうになった。
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