満月の夜に優しい甘噛みを
「話してくれてありがとうって。」

「さっすが~優しいな~曖來ちゃん。」

「絶対に受け入れてもらえないと思ってた。

でも、曖來は受け入れてくれた。」

「・・・ま。よかったじゃん。

受け入れてもらえてさ。」

「・・・うん。」

「んじゃ、ご飯食べる?

お好み焼き食べよーぜ」

キッチンに向かおうとした爽河に俺は言った。

「・・・爽河。」

「ん?どうした?」

「・・・ありがとう。」

「ん?聞こえなかった」

「・・・いつも、ありがとう。いろいろと。」

「ハハッ!もう1回♡」

「・・・二度と言わねー。」
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