満月の夜に優しい甘噛みを
「も〜、凛叶~。嫉妬なんかして~。ハハッ。」

(・・・嫉妬?

凛叶、青空に嫉妬して・・・)

「・・・嫉妬なんかしてない。

ただ・・・

曖來が俺以外の男と楽しそうに話してたから・・・

胸がもやもやしただけ・・・。」


「それを嫉妬っていうの!」

「・・・っ。うるさい。爽河」

「ごめんごめん!・・・

青空くんだっけ?」

「は、はい。そうですけど。」

「ごめんね~。

怖かったよね~。

お騒がせしました~!

じゃ、じゃあね~」

「凛叶!帰るぞ~。早く~。」

すると凛叶は私の耳元で

「放課後に公園来て。待ってる。」

そう囁いて爽河くんに促されて帰っていった。
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