満月の夜に優しい甘噛みを
私はやけになっていた・・・。

「・・・曖來。話があるんだけど。」

真剣な声。

私の耳にはそんな青空の声が響いた。

「・・・どうしたの?」

青空は何も言わず私の手を引っ張って屋上に向かった。

「・・・なに?話って・・・」

「・・・好き。」

「美弥俚のことね。」

「違う。」

「・・・え?」

「・・・好きなんだよ。お前が。」

「・・・どうゆうこと?美弥俚は・・・」

「最初は美弥俚しか好きになれないと思ってた。」

「でも・・・話聞いてもらってるうちになんか

胸がもやもやしてきてお前が屋上に俺のこと心配して来てくれた時俺すごい嬉しかったんだ。

その時気づいたんだ。」

「俺、お前のことが好きだって。」
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