あなたにspark joy
「……悪かったな色々。お前を知りもしないのにヒドイ事言ったりして。あの後、石井にちゃんと聞いたよ。お前は悪くないのに、頭から決めつけて怒鳴り散らした俺に弁解もしないで……色々、考えたんだろ?この先、この会社でやっていく俺たちの関係とか考えて……それに、今回の事も」
私は慌てて首を振った。
「私は……自分に出来そうな事をやってみただけだし、上山さんや石井くんの働きに比べたら全然、」
私の言葉が終わらないうちに、今度は上山さんが首を振った。
「いや、園田。俺、女だからって差別してたんだ。悪かったよ」
上山さんは、恥ずかしそうに少し笑った。
「見て見ぬふりだって出来たのに、お前は俺を助けてくれた。ほんとに、ありがとう」
上山さんが、私に……。
私はペコリと頭を下げた上山さんに慌てて言葉を返した。
「上山さん、私、やっと今デザインタフで設計課に配属されたんです。これから先、製造部には今まで以上にお世話になるかもしれませんし、ミスしちゃうかもしれませんけど精一杯頑張ります。どうぞよろしくお願いします」
ガバッと頭を下げた私に上山さんが笑った。
「お前の名前が書いてある図面、楽しみに待ってるよ」
ヤバイ、泣きそうだ。
「はい!」
「真優ー、お待たせー!」
総務課の入っている建物から南ちゃんが飛び出してきたのを見て、クスッと笑った。
「ちなみに、アイツ、怖いよな」
「え?南ちゃんがですか?」
「俺、帰るわ。じゃあな」
上山さんが、南ちゃんを見て身を翻した。
その顔が何とも愉快そうだったから、私は安心して微笑んだ。
「行こう、南ちゃん」
私は慌てて首を振った。
「私は……自分に出来そうな事をやってみただけだし、上山さんや石井くんの働きに比べたら全然、」
私の言葉が終わらないうちに、今度は上山さんが首を振った。
「いや、園田。俺、女だからって差別してたんだ。悪かったよ」
上山さんは、恥ずかしそうに少し笑った。
「見て見ぬふりだって出来たのに、お前は俺を助けてくれた。ほんとに、ありがとう」
上山さんが、私に……。
私はペコリと頭を下げた上山さんに慌てて言葉を返した。
「上山さん、私、やっと今デザインタフで設計課に配属されたんです。これから先、製造部には今まで以上にお世話になるかもしれませんし、ミスしちゃうかもしれませんけど精一杯頑張ります。どうぞよろしくお願いします」
ガバッと頭を下げた私に上山さんが笑った。
「お前の名前が書いてある図面、楽しみに待ってるよ」
ヤバイ、泣きそうだ。
「はい!」
「真優ー、お待たせー!」
総務課の入っている建物から南ちゃんが飛び出してきたのを見て、クスッと笑った。
「ちなみに、アイツ、怖いよな」
「え?南ちゃんがですか?」
「俺、帰るわ。じゃあな」
上山さんが、南ちゃんを見て身を翻した。
その顔が何とも愉快そうだったから、私は安心して微笑んだ。
「行こう、南ちゃん」