あなたにspark joy
vol.2
奇妙な外泊
****
あったかい……。
なんて温かいんだろう。
もうずっと、こうしていたい。
「……ちょっと……園田さん」
んあ?
「離して」
んあっ!?
「……離して……?」
「そ。腕、俺の首から離して」
離してって、私がくっ付いてるって事?
意味が判らなくてソッと眼を開けると、至近距離に男性の顔があった。
「うわっ、なに?!」
なんで篠宮慶太が?!
慌てて距離を取ろうと仰け反ると、篠宮慶太は私の上に屈み込むように曲げていた身体を起こした。
左側の視界にソファの背もたれが映り、どうやら私は篠宮慶太にソファへと下ろされたらしかった。
……そうだ、そう言えばショットバーを出て、植え込みから転げ落ちそうになったところを助けてもらって抱き上げられて……。
そこからの記憶が全くない。
あったかい……。
なんて温かいんだろう。
もうずっと、こうしていたい。
「……ちょっと……園田さん」
んあ?
「離して」
んあっ!?
「……離して……?」
「そ。腕、俺の首から離して」
離してって、私がくっ付いてるって事?
意味が判らなくてソッと眼を開けると、至近距離に男性の顔があった。
「うわっ、なに?!」
なんで篠宮慶太が?!
慌てて距離を取ろうと仰け反ると、篠宮慶太は私の上に屈み込むように曲げていた身体を起こした。
左側の視界にソファの背もたれが映り、どうやら私は篠宮慶太にソファへと下ろされたらしかった。
……そうだ、そう言えばショットバーを出て、植え込みから転げ落ちそうになったところを助けてもらって抱き上げられて……。
そこからの記憶が全くない。