無口な私の復讐劇
始まり
私の名前は山田笑優(ヤマダミユ)。
ネット大好き、アニメ大好き、漫画大好き、読書大好き…。
つまり、一人でいるのが大好き。
二週間に一度はアニメイトに行く。
アニメイトの常連。
そんな私だからやっぱりクラスでも浮く。
ここは女子高。
元から男子が苦手だから女子高に逃げてきた。
ここは都内でも学力の高い方。
真面目や私みたいな人がが多いと思って入ったのが間違いだった。
この女子高にはファッション科がある。
だから馬鹿でも、金があれば入れる。
それに気づいたのは入学式の時。
金、赤、茶、様々な髪の毛の色に痛々しいピアスの痕。
スカートはパンツが見えそうなくらい。
それを見た時私は驚愕した。
それと同時にこの人達とは仲良くできないな、と。
クラスに戻るとある程度のグループができている。
クラスメイトは私を含めて二十五人。
私と一人の女の子が孤立している。
でも話しかけようなんて思わない。
私は一人が好き。
その子もそうだったら話しかけない方がいいかな、と。
『ねぇ山田さん、今日皆でカラオケ行かない?
話したことない人ばっかりだし、馴染めるチャンスだよ!』
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