無口な私の復讐劇
一直線に体育館倉庫へ向かってくれた。
早く閉めないと。
全員入ったところでさっきと同じようにして閉めた。
「えっどういうこと!?」
「体育館の中には誰もいなかったよね…?」
「や、やめてよ。とりあえず佳子を探そ?」
そうだ、そうだ。
早く沼田佳子を探してあげて?
「あ!佳子!!大丈夫?佳子、起きて!」
「ねぇ、佳子の体にベタベタしたものついてない!?」
「キャッ、ほんとだ!なにこれ…!?」
「あ、ここにティッシュ箱みたいなのある!開けてみるね」
フフフフフフフフフフフフフフ…
アッハハハハハハハハハハハ!!!!!!
その箱、開けちゃうんだ~。
まぁ、開けてくれないと困るんだけどね。
「「「キャーーーーー!!!!!!!!」」」
「いやっ、こないで!やめてー!」
「み、皆!え、キャー!何これ!?」
三人の叫び声で沼田佳子も起きたみたい。
でももうそこは地獄だよ?
だって、その箱の中には…。
「嫌っ!ハチだ、こないで!」
「ミミズとムカデもいるって!」
沼田佳子の大嫌いな大量の虫だよ。
あの四人の中に虫好きはいない。
嫌いじゃなくてもこの量はさすがに気持ち悪い。
しかもあなた達の体にはハチミツがついてるんだよ…?