無口な私の復讐劇
「あなたのお友達は落ちたわよ」
「…え……?」
「田口好花が寂しそうだからあなたも行ってあげてね、さようなら」
ドンッ……
「キャーーーーー!!!!!!!!」
――――――ボチャーーーン
さすがに叫び声が聞こえると残りの二人が探しにくるだろう。
だからトイレの一番奥の個室に隠れた。
「ねぇ、ミイナの叫び声聞こえなかった!?」
「それと何かが落ちる音…見に行こう!」
エサにつられてやってくる。
「ミイナ~!好花~!」
「私はトイレの中を探してくるわ」
ターゲット、渡辺柊奈。
トイレの中で思う存分痛めつけてやる。
「ミイナ~、好花~?いる~?」
私は入っている個室のドアを開けた。
「な~んだここか、いるなら返事してよ!
心配したよ~。はっちゃん~ん!いたよ…っ……うっ...」
昨日使った残りのクロロホルムを嗅がせた。
ウフフフフフ。
「柊奈?ど、どこ…?」
加藤陽音を捕まえた。
「キャッ、誰!?離して…!!」
予想していたより力が強かったため、加藤陽音にもクロロホルムを嗅がせた。
あまり薬品を使うのは好まないが…。
「ふぅ…」
さすがに疲れる。