無口な私の復讐劇
じゃあまずは…。
「窓から落ちて?」
私もやらされたんだから。
まぁここのトイレの窓は割れてるから体が出るのには細すぎるし、体が切れる。
「さっさとしろや、おい!」
体型が細めの加藤陽音にやらせた。
体型にはだいぶ気を使っているらしいからかなり嫌がっている。
「痛っ…!いだいよぉ……」
私はもっと痛かったんだから。
「山田なんか骨も折れなかったでしょ!」
「は?折れたよ。一軍の奴らは気づいてたよ?
一時期やめてくれたのは骨が折れたからだよ」
だからこのまま折れたまんまが良かったと思っていた時期もあった。
さぁて次は…。
加藤陽音を元通り縄で縛った後、さっきの窓ガラスを持ってきた。
「二人とも、利き手の甲を見せて?」
「嫌だ!もう何もしない!」
「いいのね?」
加藤陽音が反抗してきたから右頬めがけてガラスで思い切り切った。
「ギャーーーーー!!!!!!」
うるさい。
渡辺柊奈はこうなることがわかっていたみたいで素直に出した。
そして加藤陽音の血がたっぷり付いたガラスで渡辺柊奈の手を刺した。
「…くっ……!」
痛がっている。
ウフフ、いい気味。
そうよ、もっとその顔をしてればいいのよ。