無口な私の復讐劇

九時五十五分、ホテルの下にはもう怜依がいた。

そして何か話をしてからホテルの中へ入っていった。

早くクスリを飲ませた時の反応が楽しみだ…!

フフフフフ……。

あのクスリ、本当にあんな効果なわけないじゃん。

殺すんだよ。

お前らを、そして、怜依も…。

怜依、お前も私の心をもてあそんだ。

許さない、許さない…。

私は、本当に本当に本気だったんだから。

なぜか今になり怒りが込み上げてくる。

ズボンの裾をギュッと握りしめた。


すると、ポケットでケータイが震えた。

〈飲ませた、じゃあ楽しみま~す〉

「ウフフフフフフ…アッハハハハハハ!!!」

今から楽しむだって。

馬鹿みたい。

だってそのクスリは…。

フフフッ。

〈学校の校則で二時には必ず家に帰らなきゃいけないから、三人が退学になるのは嫌だし、帰してあげてね。〉

そう送った。

二時までに家に帰って来なかったら学校に連絡を入れるのは本当に校則にある。

一応、進学校だからそゆいうところだけはしっかりした校則が作られている。

しばらくここで待つか。

怜依がここに降りてくるまで待とう。

あの三人は…。

もう、おりてこられないだろうから。
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