無口な私の復讐劇
☆
全員が揃い、調理実習が始まった。
全員と言っても七人なんだが…。
火をつけるのは今から約十分後。
フフフ、楽しみだ。
私は矢田月音とペアでやっている。
あの五人はペアですると一人余るからと言って五人でしている。
あの五人の台とは一番離れているから楽だ。
しかも、矢田月音が『あっちの台行こう』と言ったから私が疑われることはそんなにない。
死ぬリスクは少ない。
死ぬなら全員殺してからじゃないと…。
古い時計の針ばかりを気にしている私。
矢田月音が話しかけてくるが、適当に流して返す。
あと二分…。
いや、あと三十秒。
松島涼花がいるからサクサクと進んでいる。
私と矢田月音は比較的ゆっくりしている。
すぐに逃げれるようにね…。
私は足の指を怪我したフリをしてかがんだ。
「大丈夫…?」
矢田月音もかがんだ。
これはラッキーだ。
三…。
ニ…。
一…。
「…ゼロ……」
私が小さく呟いた途端、ドーーン!!!!という大きな爆発音が鳴った。
私と矢田月音は爆風で少し飛ばされた。
全員が揃い、調理実習が始まった。
全員と言っても七人なんだが…。
火をつけるのは今から約十分後。
フフフ、楽しみだ。
私は矢田月音とペアでやっている。
あの五人はペアですると一人余るからと言って五人でしている。
あの五人の台とは一番離れているから楽だ。
しかも、矢田月音が『あっちの台行こう』と言ったから私が疑われることはそんなにない。
死ぬリスクは少ない。
死ぬなら全員殺してからじゃないと…。
古い時計の針ばかりを気にしている私。
矢田月音が話しかけてくるが、適当に流して返す。
あと二分…。
いや、あと三十秒。
松島涼花がいるからサクサクと進んでいる。
私と矢田月音は比較的ゆっくりしている。
すぐに逃げれるようにね…。
私は足の指を怪我したフリをしてかがんだ。
「大丈夫…?」
矢田月音もかがんだ。
これはラッキーだ。
三…。
ニ…。
一…。
「…ゼロ……」
私が小さく呟いた途端、ドーーン!!!!という大きな爆発音が鳴った。
私と矢田月音は爆風で少し飛ばされた。