無口な私の復讐劇
☆
私も一応、検査入院ということで個室で入院。
精神的ショックが大きいだろうと個室にしてくれた。
北条則江は頭蓋骨陥没で未だに意識不明。
看護師さんの声がチラッと聞こえたが、植物状態らしい。
矢田亜美咲は右大腿骨骨折により、一生車椅子生活。
大腿骨が折れる時点でかなりの威力なのだが、骨折どころか、粉砕レベルほどだったらしい。
フフフフフ、嬉しくてたまらない。
死んでくれたらもっと嬉しかったのに…。
――――――トントンッ―――
「はっ…はい」
「病院食です。食べ終わったら返却、行ける?」
「は、はい。全然…大、丈夫です……」
「そう、じゃあよろしくね」
看護師さんだった。
「山田さん…」
「っひぇ!?」
矢田月音だ。
本気でびっくりした。
今までいたのか。
全く気づかなかった。
「ど、どうしたの…?」
「亜美咲ちゃんの意識は戻っているみたいだから、御見舞って言うのも何だけど…い、行かない?」
うーん、と困っている真似をすると、「嫌ならいいよ!」と気を使ってくれた。
でもこの大チャンス。
逃すわけには…。
私も一応、検査入院ということで個室で入院。
精神的ショックが大きいだろうと個室にしてくれた。
北条則江は頭蓋骨陥没で未だに意識不明。
看護師さんの声がチラッと聞こえたが、植物状態らしい。
矢田亜美咲は右大腿骨骨折により、一生車椅子生活。
大腿骨が折れる時点でかなりの威力なのだが、骨折どころか、粉砕レベルほどだったらしい。
フフフフフ、嬉しくてたまらない。
死んでくれたらもっと嬉しかったのに…。
――――――トントンッ―――
「はっ…はい」
「病院食です。食べ終わったら返却、行ける?」
「は、はい。全然…大、丈夫です……」
「そう、じゃあよろしくね」
看護師さんだった。
「山田さん…」
「っひぇ!?」
矢田月音だ。
本気でびっくりした。
今までいたのか。
全く気づかなかった。
「ど、どうしたの…?」
「亜美咲ちゃんの意識は戻っているみたいだから、御見舞って言うのも何だけど…い、行かない?」
うーん、と困っている真似をすると、「嫌ならいいよ!」と気を使ってくれた。
でもこの大チャンス。
逃すわけには…。