短編 いい話 恋愛系の話
「さよなら」


その言葉をゆってしまった俺は馬鹿だった

なんであの時「また明日」と言えなかったんだろう

なんであの日「笑えてないんだろう」

なんで、「君」は僕に「病気」を隠してたんだろう。

この文書いた次の日あの子が死んだ

死因は安楽死

医者が言うに

「さよならと言われたから 治らないしどうせ死ぬなら…辛くなる前に死にたい」と泣きながら言ったそう

これを聞いた俺は壁を思い切り殴った

何度も何度も。



後悔は先立たずです

言葉はどんな言葉でも傷つけてしまうことがあるんです

例えそれがみんながよく使う「さよなら」でも
< 5 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop