勘違いという恋の駆け引き
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「どうして、ツンケンした態度するんだ?お前らしくねぇだろ」
「…関係、ないじゃないですか」
「そうか?可愛い妹だぞ?それに俺にとってはお前も絢斗と同じくらい可愛い弟」
そんなやり取りがあった後
トウ兄は優に余計な事を言ったわけだ
「偽りのお前なら、藍は俺が貰う」
また始まったか、と優はあまり気に留めなかったが次の一言で何かが切れた
「藍の肌は相変わらず気持ちいいか?」
相変わらず、
その言葉にやはり過去にあったのかと
頭に血が上った
確信は無かったし
過去の事をとやかく言う程
自分は餓鬼じゃないと思っていた
まだ触れたことない藍の身体
触れたい気持ちはあるが
藍の気持ちが自分にとって向くまでは、とずっと我慢していた
このままじゃダメだ
いつまで経っても
藍の気持ちは自分に向かない
自分でもわかっていた
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