勘違いという恋の駆け引き
汗臭いよ?と伝えたが
優は気にしないという
いやいや、気にしてよと言えば
なら、一緒に入る?と
ワンピースの後ろでジーッと音を立てる
それだけは嫌だ
処女、ではないが
男に慣れている訳ではなく
身体を重ねる事にも
まだまだ抵抗があったりする
朝からトウ兄の買い出しに、搬入と
汗をかいた訳で
出来ればシャワーくらい浴びたかった
ズルッと下から引っ張られてビックリする
下着姿の私
下から見上げる優は…雄だ
初めて見る姿に鳥肌がたった
ワイシャツを脱ぎ捨てる姿
初めて見た優の身体は、男だ
「優しくできないかも」
そう言って覆いかぶさりキスを落とす
口の中を食され、唇は離れていく
唇から首に、鎖骨に肩にと
キスを落としていく
その度に疼いて仕方がない身体
どうにかなりそうだ