勘違いという恋の駆け引き
『もったいない!なんで絢斗なんかといたいの?…あ、もしかして…』
まさかと思いたいが
休みのたびに絢斗の実家に来て
見るたびに一緒にいる
もしかしたら優さんは
女に興味がない…とか?
世からねことを考えていた私は
絢斗の不機嫌な声に
現実へと引き戻された
「アホか、優は女が好きだ」
「その言い方やめろ、絢斗と同じ分類に聞こえるだろ」
「あ?俺は女が好きだ。いや、セックスするのが好きだ」
絢斗の言葉に
私も優さんも苦笑いだ
相変わらずの絢斗
「藍ちゃん…勘違いされたくないからいうけど、俺は男に興味がない。ちゃんと女性と付き合った事もあるから。けどね、絢斗は男としてヒトとして好きなんだ。一緒に仕事をしていきたいって心底思っているんだ」
優さんの言葉で絢斗のどこが?と
疑問しか残らなかった