勘違いという恋の駆け引き


何度か澪を交えて
優と三人で食事をする機会があった
優と澪も仲良くなり
澪から見たら兄のような感覚、らしい



「なぁ、藍。澪ちゃんは絢斗に会ったことはあるの?」


『絢斗?まさか、ないよ。絢斗に会わすつもりはないよ!だって、絢斗のドンピシャでしょ?』


優はやはり気が付いていたか…
絢斗のタイプを知り尽くしている私と優
万が一絢斗と澪を会わせたら…



『無理無理!澪が傷つくのを見たくないもん!いやよっ!』


この時は
絢斗に澪を絶対会わせない、と決めていた
何があっても…と。



まさか私達が思っていた以上に
2人が求め合い、愛し合うなんて
この時は全く予想だもせず
まさか澪が絢斗を好きになるとも
思ってもみなかった


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