勘違いという恋の駆け引き
案の定、甘えた声でベットの中へ入ってきた優
起きたらダメだと決め込んだ私は
無視をし寝たふりをした
「あーい」
そう言いながら私の頬にキスを腕を取り始め、出来た空間へと頭を入れてきた
こいつ、私を起こそうとしている
酔っているだけならいい
けど、今までに感じたことがない
嫌なモノが鼻についた
『やめて、優』
「起きちゃった?ただいま、藍」
ニコニコしながら、優が外した
露わになった胸元に
また顔を埋めようとした
やだ、と言って優の顔を押し返した
酔っている優でも
その出来事は衝撃的だったようで
驚いた顔をしている
どんなに酔っていても、どんなに遅くても、私が寝ていても
一度て、優を拒んだことはない
付き合って…からはだけど
私だって、そんなことしたくない
優の全てを受け入れたい
けど、今は絶対無理っ!