勘違いという恋の駆け引き
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熱いっ…
そして、身体が怠い
どうやら、熱を出したようだ
腕を伸ばし携帯を探す
今が何時で
陽菜に休む事を伝えて、
あー…あとバイト先の店長にも連絡しないとダメだな
そう思いながら手探りで探すが
いつもある位置に携帯がない
「どうした?」
その声に動きが止まる
一人暮らしの私
部屋に誰かがいるなんて信じられない
誰?と身体を起こそうとするが
眩暈に襲われ身体が言う事を聞いてくれない
「無理するなって、何探してんの?あ、携帯?ちょっと待ってな」
状況が読み込めないまま
頭痛がする頭に手を当てる
なんでいるの?と聞きたい
誰なのか、すぐ理解した
優さんが私の部屋にいる
それだけ理解した途端
昨日の出来事も次から次へと
思い出されていった