勘違いという恋の駆け引き
集まったのは河川敷
ウォーキングロードがあり
その道を飾るのが綺麗な花道だ
まだ手探りで始めた
なんとなくのサークル
けど、これがまた楽しい
「陽菜っ、見て!これかなりイケてる」
「どれ?あ、本当だ!プロ並み!」
『本当だ、これどうやったの?』
私たちは意外と真面目に、
そして楽しく取り組んでいた
昼になり
私たちはシートを引き
お弁当を広げた
「待ってましたっ!藍のお弁当!楽しみにしてたんだよね!」
サークルの日は何故か
私がみんなの分のお弁当を作り
こうして食べるようになった
作るのは嫌じゃない
むしろ料理は好きだ
人数分を作ってきたが
残ったのは陽菜だけだった
これもたまにある
けど、事前に材料費を貰っているから
文句も言えない
残れば晩御飯になるだけだ